京都初、不動産証券化事業をスタート
物件の保存や売却方法の多様化、企業の財務改善、資金運用を図る手段として注目されている不動産の証券化。当社は2003年6月より、フラットエージェンシー及び京都の不動産会社や金融スペシャリストたちと「京都不動産投資顧問業協会」を立ち上げ、京都初の不動産証券化事業を開始しました。今後は町家の保存・発展など、まちづくりに貢献するとともに、地元経済への伸展にも寄与していただきたいと考えています。
不動産証券化とは?
不動産が生みだす賃料等の収益を裏づけとして有価証券を発行することにより、投資家等から直接資金調達を行う仕組みのこと。
不動産の運用益と売却益を投資家に分配します。
不動産証券化のメリット
オリジネーターにとって
(1) 不動産保有上のリスクを回避
(2) 低コストでの資金調達が可能
(3) オフバランスによる財務体質の改善、健全化
(4) 資金調達方法の多様化が図れる
投資家にとって
(1) 証券化商品の特性が明確化している
(2) 投資家リスクの分散効果がある
(3) 高格付けと高利回りが可能
基本的な仕組み(一例)
資産流動化法(SPC法)に基づく資金流動化計画、TMKの届出、証券取引法上の各手続き(財務省)並びに関連す諸手続を経由した上で、下記のスキーム図のとおり進めます。
京都で初の不動産証券化事業を開始
当社は2003年6月より、京都初の不動産証券化事業を開始しました。今後は町家の保存・発展など、まちづくりに貢献するとともに、 地元経済への伸展にも寄与していきたいと考えております。
京町家証券化
京町家は老朽化や改築資金難から取り壊されるケースが少なくなく、所有者の力だけでは町家の保存は難しい状況でした。そこで証券化の手法を用い、資金を調達し町家を保全・再生させ店舗として貸し、その賃料を出資者への配当とする試みを行いました。
みなさまから出資を募り、地元金融機関から融資を受け証券化がスタート。少額の資金で、多くの人に京町家を守っていると実感して頂ける点でも、京町家証券化の試みは大変意味のあるものだと感じています。