木野寮プロジェクトvol.6 断熱DIYワークショップを実施
京都精華大学「木野寮」(弊社運営)で脱炭素に向けたワークショップを開催しました
京都市の「京都発脱炭素ライフスタイル 2050京創ミーティング」の一環として発足した「木野寮プロジェクト」。
このたび、窓断熱ワークショップがいよいよ実作業のフェーズに入りました。
今回は、京都精華大学大学院の葉山ゼミ(建築専攻)の皆様と、京都工学院高等学校 2年生の皆様が参加してくださいました。
まず初めに、「京都発脱炭素ライフスタイル 2050京創ミーティング」の概要を再確認。
その後、「ひのでやエコライフ研究所」の山見さんが窓断熱化の効果について詳しく解説し、環境負荷の少ないライフスタイルの実現に向けた取り組みを紹介していただきました。
冷房より暖房の方が消費電力が圧倒的に多いのをご存じでしたか?
昨今の新築は断熱性能が高いものの、古い建物はそうでもありません。それを断熱化リフォームすることで、消費電力の軽減が期待できます。
▷ 「京都発脱炭素ライフスタイル 2050京創ミーティング」についてはこちら
▷ 「ひのでやエコライフ研究所」についてはこちら
改修中の木野寮M号室で作業開始。
工務店の方の指導のもと、断熱材の貼り付け作業を行いました。
使用したロックウールは、鉱物を高温で溶解し繊維状に加工した断熱材で、断熱性・吸音性・耐火性に優れています。
次に、窓枠の寸法を正確に測り、中空ポリカーボネートを使った内窓の製作に取りかかりました。
この素材は軽量でありながら強度が高く、断熱性にも優れています。
レールを取り付けて内窓を設置し、完成後はサーモカメラで確認を行いました。
既存の窓のみの部分と比較すると、中空ポリカーボネートの内窓を取り付けた部分の方が温度が高く、断熱効果が視覚的に確認できました。
参加した学生たちからは、「自分の手で作業することで住居の断熱の大切さを学べた」や、「こんな風になっているんだと実際に見られてよかった」といった感想をいただきました。断熱の効果やその意義を実感していただけたようです。
本ワークショップが、未来を担う若い世代にとって貴重な学びの場となれば幸いです。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
▼木野寮×フラットエージェンシ―の取組み
・木野寮プロジェクトvol.1「脱炭素WS」
・木野寮プロジェクトvol.2 「窓の断熱」
・木野寮お掃除プロジェクト
・木野寮プロジェクトvol.3「公開ミーティング」
・木野寮大交流会
・木野寮プロジェクトvol.4「窓の断熱2」
・木野寮プロジェクトvol.5 建築ゼミ×改修工事