都市問題研究委員会が京都市長に提言を提出
都市問題研究委員会(委員長:南部邦男氏)は、『京町家の活用に関する提言「京町家の保全及び活用に繋げる仕組みづくり」へ向けて』を取りまとめ、平成29年4月11日(火)に京都市を訪問し、門川大作京都市長に提言書を提出した。
訪問したのは都市問題研究委員会の南部邦男委員長、前野芳子副委員長、吉田光一副委員長、中村憲夫担当幹事。
提言内容は、京都市が検討中の「京町家の解体の危機を事前に把握し、保全及び継承に繋げる」諸施策に対する以下の3項目。
- 対象となる“京町家”について
- 京町家の流通促進について
- 所有者の負担の軽減について
門川市長は「京町家は、京都に伝わる“暮らしの美学”や“生き方の哲学”に繋がっており、継承を考えていかないといけない。京都市では、京町家の保全・継承に関して、実効性のある新たな条例・仕組みづくりを目指し審議している。良い時期に、京町家に関する提言を頂いた」と述べた。