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不動産のプロとしての立場から、京町家の保全と再生に様々な形でお手伝いさせていただいています。「京都市景観・町づくりセンター」の取り組みに参加しているのもその一つ。これは住民や企業、まちづくりを推進するもので、私たちは不動産業界の専門家としてのアドバイスを行っています。

京町家の保全と再生

京町家を活用しながら保全し、魅力あるまちづくりをめざす。

これが、住まいに関わる私たちに課せられたテーマだと考えています。
そのために、プロの立場から京町家の保全と再生に、様々な形でお手伝いさせていただいています。当社が「公益財団法人京都市景観・まちづくりセンター」の取り組みに参加しているのもその一つ。
これは住民や企業、行政の三者がお互いの知恵を出し合って、パートナーシップによるまちづくりを推進するもので、私たち不動産業界は専門家としてのアドバイスを行っています。
建物というのは、ただ残すだけでは守りきれません。
利活用してこそ生き返り、保全もされていくのです。

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京町家を改修するには

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最近京町家を改装した店舗が随分と多くなりました。

その内容は様々です。外観はほぼそのままで内部を改装したもの、外観にも手をいれたもの、内部の改装も比較的元の様子を残しているものから、洋風に改装してほとんど元の姿を止めないものまでいろいろあります。
京町家は「伝統工法」。戦後から建築されている「在来工法」と大まかに二種類の特徴をもっています。まず、その特徴を知ってください。

工法の違いと建築基準法
建築基準法では、戦後復興から高度成長期の住宅需要に合わせ、それまでの木造工法を「在来工法」、建築基準法制定以前からあった工法を「伝統工法」と呼びます。
京町家を強くする方法
伝統工法と在来工法とでは地震時のゆれ方が違います。 工法に合った補強をしなければなりません。
「修復」と「改造」による改修工事
住み心地の良さや利便性を向上させる工事を行います。通風に配慮した工事や、床暖房・水廻りなどの改善、段差の解消などを行います。
改修工事をはじめる前に
長年の使用で家が少しづつ傷んでいます。地面の不同沈下・雨漏り・給排水管や桶の痛み・土壁の割れや落ち・床のきしみ等、住んでいる人が一番わかるはずです。

京町家をお店として活用

そば・だし処「うるめ」

urume035B15D京町家の形をそのまま生かしたお店です。 奥座敷の個室で気の合う仲間とお鍋(要予約)をお楽しみいただけます。昼はボリュームたっぷりのそばやうどん、夜は他に一品料理も◎。どこか懐かしい雰囲気を満喫してください。
・京都府京都市北区小山西大野町51

PATISSERIE Salon de the m.s.h

通りに掲げられた赤い看板が目印。隠れ家的な細い路地を奥へ進んだところにパティスリーはあります。店内を入ると季節に合わせたケーキたちがお出迎え。オススメはオリジナルメニュー『麩屋ロール』。
・京都市中京区押小路通麩屋町西入ル橘町630

アンティークカフェ「レモン館」

レトロなインテリアで癒しの空間。ホッと一息しませんか?おまかせの弁当ほか、自家焙煎珈琲や手作りのお干菓子(古拙)がおすすめのお店。店内にはジャズが流れ、古い器や雑貨の展示販売も。
・京都市北区紫野上門前町61-1

彫金・革細工「I・S・D・A」

シルバー及び革製品を中心に取り揃えたオリジナルアイテムの数々。普段のおしゃれにひと技加えてくれる、こだわりのアイテムがずらり。ギフトに選んでも喜ばれそう。
・京都市北区紫竹西桃ノ本町

ヘアスタジオ「Fino」

閑静な住宅街に佇むヘアスタジオ「Fino」築80年以上の京町家を見事に生まれ変わらせ、今では髪を切るだけでなく、この落ち着きのある雰囲気を求めて訪れる利用者を多いとか。
・京都市北区紫野下鳥田町46-1